
鋼殻のレギオス 第10話です。相変わらず(スタッフに)愛されてます・・・フェリたん。逆に、シャンテは愛されてないなぁ。これじゃ、身勝手で自己中なだけに見えてしまいます。本編の方は・・・う~ん。「こう捉えたのか、演出家は」って感じでした。ちょっと自分とは捉え方が違ったかな、と。
前後させてしまったエピソードと捉え方の違いで、ストーリーとしての辻褄はあっているんだけど見え方が違ってしまっていて、原作ファンには違和感があるんじゃないかなぁ。本来はもっと時間をかけて「第17小隊の絆が固まっていく」という展開だったはずなんですが、この20数分(のうちの後半10数分)で急激に雨降って地固まるをやるのは少々ムリがあるような。ニーナ-レイフォンもフェリ-レイフォンも、もっとエピソードを、これまでにも絡められたはずなんですけど。。。描き足りていないと私は感じてしまっていますので、ラストでシャンテを助けたニーナの行動が唐突に見えてしまいました。
楽しみにしていたフェリを肩車するレイフォンのエピソードは、ちゃんとありました。コメディチックなオチまでつけて(w
ここでもやはり展開に違和感が。。。お互い、ある意味規格外な才能(能力)を持ってしまった者同士の心情を吐き出しあう・・・原作ではフェリが宿泊施設で先にレイフォンに生い立ちを話す・・・のですが、そういうエピソードを端折られてしまっているのでこれも違和感が。。。アルシェイラがレイフォンを処罰した本当の理由は、レイフォンとフェリが語り合っている中でその考えに至るはずだったんですがねぇ。

シャンテがフェリに絡む理由もその行動も、単純化させすぎているように感じてしまいます。それと、一緒に行動しているハズの第5小隊のメンバーは?って。
廃都につくられた墓が綺麗過ぎていたり、天剣授受者決定戦でのガハルドの描写(もっとも、これはあまり惨たらしく描けないアニメ故の規制もあるでしょうが)、それに移動都市の中心部で戦闘した結果とか・・・他にも描写が簡素化されていたり綺麗(作画クォリティではなく演出的に)に描きすぎていたりという場面が(今回の話に限らず)多すぎるかなぁ。
一番「ゑ!?」って感じたのは・・・廃貴族、切っちゃったよ、レイフォン。。。ってくだり。動けて当たったのかもしれないけど手ごたえが無く姿を消す廃貴族が、太刀筋を見せてから姿を消す描写に。廃貴族のヤバさ加減が伝わりづらい・・・原作の描写だと「天剣授受者のレイフォンですらプレッシャーで身動きがとれないくらいヤバい」って感じがよく伝わってきた・・・のです。それと、その後のニーナの廃貴族との関わりが。ここで見ちゃったから、今後の展開にも変更(それも、かなりの)がありますよねぇ。
それに・・・ニーナまでもがツンデレきゃらに。。。いぁ、なるのが悪いってワケではなく・・・そもそも、ニーナって「疎くて無意識なツンデレ」だったのが、第二部でようやく意識するようになったと私は読み取っていたので。もっとも、そのぶんシャーニッドが緩衝材として原作より美味しい役どころになっていたりしますが・・・それならもうちょっと出番を増やしてあげないと(w
次週、オリジナルエピソード?水着エピソードはもっとあとにありましたが、この時点では。。。ねぇ(^^
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