
BS版は16:9のフルフレーム( ← )ですが、やっぱりいいですねぇ。
地上版の第4話( ↓ )と比較してみましょう。
基本的にサイドカットのようですが、常にど真ん中を切り抜いているワケじゃなさそうです。下段(ボイン)は、少し左にシフトしていませんか?じゃないと「ボイン」の文字の位置がバランス悪くなるからでしょう。
切れるのは澪の後ろ頭になりますから、そこが少し削られてもレイアウト上のバランスを優先させたんでしょうね。
澪の「おムネさま」は、16:9ならちゃんとフレームに収まって( 上段 )いました。

地上波版の放映を見ていて不自然だなぁと思ったのですけれどね。せっかく形のいい「おムネさま」なのに・・・(w
そして何より許せなかったのは、紬が砂のお城(超大作)を作っていた時のシーン( ↓ )でしょう。画面の左側に居た澪が、完全にケられてしまっていました。かろうじて左手の一部が、唯の腰の横に写っている程度で・・・放送を見た時に「アレっ?澪は?」と思ったものです。録画したものを見返していて「そうだった。地上波はサイドカットだったんだっけ」と思い至り納得(切れてる事をじゃなく、製作者サイドはちゃんと描いていたのが描写されていないんだという理由に)しましたが。
やっぱり、ちゃんと観たいですよねぇ、地上波でも。確かに、4:3のTVで観ている人には画面が拠り狭くなるので観づらいのかもしれません(特に、ポータブルタイプの15型前後のテレビで見ている人には)が、やはり「作り手の意図・意匠は勝手に変更させない」のは前提なんじゃないかと思います。

そういえば、この けいおん! の直前に放映されている PandoraHearts では、本編の挟まれるCFへのアイキャッチ(テロップ)が中央に寄っていますよね。サイドカットしたまんまのレイアウトでそのままフル画面を見せているようで格好が悪いと思うのですけれど・・・TV局の担当者って、そういうトコが気にならないんでしょうか。
こういう細かいところから、ユーザーが離れていっちゃうんだと思うのですがねぇ。局が悪いんでしょ?こういうのって。だって、この程度のバランス感覚やセンスが無い人たち(TV局)が作る映像作品なんて、タカが知れちゃうじゃないですか。視聴率が上げられないのは・・・強いては地デジの普及が遅れていて遅々として進まないのは誰のせいなんでしょ。
この けいおん! とその前の PandoraHearts は、地上波もBSもチェックしています。面倒くさいですけど、やはり16:9で見直すと演出がより伝わってきますからね。
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